[FLNK MAGAZINE] イ・サンイのインタビュー
俳優イ・サンイを作り上げたもの、そして彼が作り出しているものについて。



Q. 今日の撮影で白いTシャツにジーンズをお願いしましたが、私服を用意してくださり、とても嬉しかったです。
白Tシャツとジーンズは一番ベーシックなスタイルですよね。それで、フィット感が一番大事だと思い、体のラインが出るよりは少し大きめで、普段着ているものと似たような服を着てきました。それに、コンセプトを見ると、そばかすや少年らしさがあって、今僕が撮影のために日焼けしすぎて、合わないんじゃないかと思ったんです。だから、長袖のTシャツも持ってきたんですけど、撮影してみたら半袖のほうがずっと良かったですね。
Q. イ・サンイさんは子供の頃、どんな少年でしたか?
いとこのお姉さんがほとんど僕の面倒を見てくれたんですけど、そのお姉さんが客室乗務員です。それで、お姉さんが海外から帰ってくるたびに、海外のCDをたくさん持ってきてくれて、それをよく聴いて育ちました。X JapanやGLAY、LUNA SEA、L'ArcenCielなど、日本の音楽も聴きましたし、兄と一緒にブリットポップもよく聴いていました。兄からはギターも教わって、子供の頃の写真を見ると、どんどこどんどこ楽器で遊んでいる写真がたくさんあります。幼い頃から音楽やダンスに興味があったんだなって、それが今の僕につながっているんじゃないかなと思います。
Q. お兄さんとは仲が良いんですね。
ほぼ一番仲の良い友達で、お兄さんから一番大きな影響を受けました。音楽の好みもほとんどそのまま引き継いでいて、今でも兄が「おい、この曲聴いてみろ」って言うと、すぐに探して聴きますし、音楽フェスティバルにも一緒に行っています。Instagramにアップしているほとんどの写真も、会社の広報チームが撮ってくれたものか、兄が撮ってくれたものです。今のプロフィール写真も幼い頃に兄と一緒に撮った写真で、兄と「一緒に変えよう」って話して、兄もその時の写真にしてくれました。



Q. 『損するのは嫌だから』のボク・ギュヒョンは、運命的な恋を信じていなかったが、運命のように恋に落ちるキャラクターですね。イ・サンイさんもこのように信念が崩れたり、考えが大きく変わった経験はありますか?
仕事をしていく中で、完璧主義の性格が完全に崩れました。以前、『ジェントルマンズ・ガイド』というミュージカルに出演したのですが、アドリブが多く、状況に対処する能力が求められる作品でした。公演中にミスをしたり、いろいろな予期せぬ状況にさらされ続けたことで、「世の中に完璧なものなんてない」、「元気でさえいればいい」と気づく瞬間が訪れたんです。完璧でいられないことを認めたら、心に余裕が生まれ、少し柔軟になった感じがしました。
Q. 多くの作品に出演されていますが、複数の作品を同時期に撮影したり、公演スケジュールが重なったりする際に、キャラクター間の切り替えはどうされていますか?
演技にはさまざまな教育方式がありますが、僕は学校で主に身体の変化について学びました。演じるキャラクターになる過程で、感情そのものよりも、その感情に基づいた身体の状態に集中するんです。例えば、常に怒りに満ちた役であれば、荒い呼吸で息を切らし、リラックスした役ならば、ゆったりとした姿勢をとるといった具合に、その役特有の身体的特徴があります。それが明確にわかると、うまく行けますね。そして、訓練や練習をしっかり積んでいれば、いつでも自然に表現でき、どんな変化にも対応できます。まるで画家が10分で絵を描いた時に、「どうしてそんなに早く描けるの?」と言われたら、「このために20年絵を描いてきたんだ」と答えるように。
Q. お忙しい毎日を送っていらっしゃいますが、時間管理はどのようにされていますか?
この「ドーパミンの世界」では、時間管理が簡単ではないですよね(笑)。僕はGoogleが使っているというアラーム時計をYouTubeで見て、それを買ってみたんです。やるべきことがある時は、とにかくそのタイマーを使っています。なんというか、具体的な目標がないと動けないんだなと感じるんです。例えば、漠然と「英語を学ばなきゃ」とか「運動しなきゃ」と思っても難しいですよね。でも、「台本を読まなきゃ?よし、50分やろう」と決めると難しくなくなるんです。運動する時も、1時間きっちりタイマーをセットしてやると、どうにかやり遂げられます。そういう習慣を続けているうちに、僕なりの時間管理法ができたんだと思います。



Q. 演技以外で最も好きな時間はどんな時ですか?
僕は、一人で家で手作業をしたり、飾り付けをしたりする時間が一番好きです。最近、花卉市場に行って色々買ってきて、植え替えや木の根を作ったら、ストレスが一気に解消されました。それ以外には、IKEAの家具を組み立てたり、家具の配置を変えたりするのも好きです。仕事をしていない時は、そんな風に時間を過ごすことが多いですね。外でずっとセリフを考えたり、人に会ったりしていると、どうしてもエネルギーが消耗されるので、こうした時間が僕にとっては大切なんです。
Q. 誰かのファンだったことはありますか?
もちろんです。僕は歌手のRAIN(ピ)さんとX Japanのファンでした。家にもCDがたくさんありますね。子供の頃、初めて聴いて耳にこびりつくような印象を受けたのがX Japanの曲だったんです。僕の記憶に残っている初めてのロックで、その時の感動は今でも鮮明に覚えています。RAIN(ピ)さんも、大きな体でダンスをしている姿があまりにもカッコよくて、夢中になった記憶が強烈で、今でもファンとしての気持ちは残っていると思います。



Q. 1年以上バブルを続けておられて、最近ではb.stageもオープンしましたね。ファンの皆さんだけがいる空間でファンの方々と交流することは、イ・サンイさんにとってどんな意味でしょうか?
バブルでは主にメッセージのやり取りですが、僕はメッセージよりも電話が好きなタイプなので、週に一度くらい音声ライブをしています。ラジオのように1時間ほどおしゃべりしていて、ファンの方々ともすごくリラックスした関係になりました。最初は僕も慎重でしたよ。だって、やったことがなかったので。でも、やってみたら楽しくて、それでb.stageも始めました。なんというか、僕たちだけのおしゃべりという感じが一番楽しいポイントだと思います。番組見て、「みんな見た?俺も見たよ」なんて、たいしたことない話なんだけど、それが楽しいんです。今日の撮影のことも、後で話さないといけないですね。「こんな写真を撮ったよ」なんて話しながら写真をアップして、そんな風にずっと交流していけたらいいなって思っています。
Q. FLNK(フリンク)はFANとLINKを合わせた言葉で、ファンとアーティストを繋ぐプラットフォームです。イ・サンイさんはこれからファンの方々とどのように繋がりたいですか?
ファンの皆さんと近くでコミュニケーションをとっていると、お互いに小さな思い出が積み重なっていく感じがします。だから、気の合う人がいれば「おい、みんなで一緒に楽しもう!」って、そんな気持ちだなと思います。これからもずっと続いて、成長していく姿を見ながら、気楽で楽しい関係を続けていきたいですね。
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Credit.
Artist: イ・サンイ
Editor : Seungmin Lee
Photographer : Woosuk Roh
Visual Director : KIM SEUNG EUN
Content Marketer : JIAE JUNG
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